お気に入りCD紹介➀!~神様と呼ばれるスイス人ピアノ調律師~

ここのところ日本からはもちろんオーストリアでもオススメの録音ありませんか?と聞かれることがとても多いので、1枚ずつ記事にしていくことにしました。
今回は第1回目です!

このCD、Amazonミュージックunlimited(月額980円)に登録すれば買わなくても聴けるらしいです。良い時代になりましたね!

内田光子/シューベルト・ベスト

日本、いや世界を代表するピアニスト内田光子のシューベルト集です。

としさんお気に入りポイントとしては、何と言っても彼女自身が所有するスタインウェイをウィーンの楽友協会に持ち運んで録音されたということ。そしてピアノの調律は世界中の調律師界で“神様”と呼ばれているスイス人ジョージ・アンマンによってされています。録音はDECCAのチーム。

最強です。

どのCDも再生するとすぐに始まらずに数秒置いてから音が鳴り始めます。

彼女の水戸でのリサイタルを聴きに行ったことがあるのですが、彼女が舞台に出てきた瞬間に会場の空気が明らかに変わったのを覚えています。より洗練された空気になるというか。そしてあの深いお辞儀をしてからピアノの前に座った瞬間、より静寂になります。もう既に音楽が始まっているようでした。大自然の中に行くと“静寂の音”がする感覚ってありますよね。その舞台上での静寂の音も収録されているように感じます。

そして音楽が始まると一瞬でシューベルトが生涯を過ごしたウィーンに連れていってくれます。聴き終わった時には良いコンサートの後に感じるような”良い時間を過ごした“感覚を持つこと間違いなしです。

これは完全に好みの話なのですが、良いピアニストって本人よりも作曲家を感じさせてくれる演奏をするんですよね。「内田光子」ではなくて「シューベルト」を感じさせてくれる演奏です。こういうピアニストって本当に少ないですし、CDとなると録音環境やピアノなどによっても変わるのでより少ないです。こういう意味では希少な録音と言っていいと思います。

このシューベルトBOXは3枚組でかなりお得です。個別のCDももちろん売られています。
是非皆さんに聴いて頂きたいCDです。

以上になります。
読んで頂きましてありがとうございました。 としさん