調律師が本気で選ぶピアノ専用除湿機と湿度計(2026年5月更新)

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪YouTubeもがんばってます!

本記事を読んで、「結局うちにはどれが良いんだろう」みたいなお悩みなどありましたらDM、または公式LINEからお気軽にご質問ください♪

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今年もこの季節がやってきてしまいました。。

本記事では、今までお客様宅でたくさん見てきた除湿機、そして前の会社の輸入ピアノが多く並ぶショールームでいつも稼働していた様々なメーカーの中からオススメの機種、そして今年としさんが買うならこれというものを紹介していきます。

※価格変動があるのでそれぞれリンクを貼っておきます。気になった物があったらチェックしてみてください♪

もちろん使い方や置き場所などについても書いていきます。

乾燥対策の加湿器についてはこちらにまとめています。

調律師が本気で選ぶピアノ専用加湿器と湿度計

調律師が本気で選ぶ除湿機

オススメの除湿機

【1番のオススメ】三菱 MJ-180シリーズ

三菱(ミツビシ) MJ-P180YX-W ホワイト

もし親戚からオススメのピアノ専用除湿機について聞かれたら間違いなくこれを薦めます。
このモデルは5%刻みで50~70まで簡単にボタンで設定することが出来ます。
ピアノのお部屋であれば50%に設定して自動運転でOKです。タンクも大きいので数ある除湿機の中で一番楽な機種の1つと言っていいと思います。

日本のコンサートホールの大切な楽器たち専用のお部屋、いわゆる楽器庫にもこの除湿機がよく使われていますし、輸入ピアノ専門店でもこの除湿機は大活躍しています。本物の現場で信頼されているという事ですね。

欠点をあえて言うとすれば大きさと価格。他の除湿機に比べると一回り大きく、コロコロが付いているとはいえ持ち運ぶのは少し大変です。広めのレッスン室やリビングに合っているかもしれません。ただ狭い環境に置いても自動モードになっていれば乾燥し過ぎるという事はないのでご安心ください。

また温度が上がってしまうのも欠点の一つかもしれません。これは除湿機の特性でもあり仕方がないところも有ますが、これが気になるようでしたらこの次に紹介する除湿機も検討してみてください。

価格は良い機能満載なだけあって5万円くらいとかなり高級な部類に入ります。ですが、毎年どれかしら除湿機が壊れる中で唯一ずっと使えたのはこのシリーズのものだったので長い目で見れば一番お得かもしれません。

【レッスン室で活躍】 SHARP CV-S71

CV-S71-W 

こちらの除湿機はピアノの先生のレッスン室でよく使われています。除湿機と加湿器に関してはコンパクトであることはやっぱり大切で、このモデルの設置面積は大体A4サイズの紙と同じくらいの省スペース設計。

僕も作業をしたりピアノの部品が置いてあるお部屋でこのモデルを使っていますが、上の三菱のものよりお部屋の温度も上がらない気がしています。

そして小さいという事は持ち運びも楽、つまり雨の日の部屋干しなど、生活面でも活躍してくれます。最近の価格は2万円前後。

元々のご予算が3万円くらいでサイズが大きくても良いとお考えの方は、さらに高くはなりますが最初に紹介した三菱が費用対効果は最強だと個人的に思います。ただレッスン室などの限られた空間の場合には、この小さいタイプの除湿機の方が使いやすいかもしれません。

【最強です】DAIKIN 除加湿ストリーマ空気清浄機 MCZ706A

DAIKIN 除加湿ストリーマ空気清浄機 MCZ706A

まず最初に言います。めちゃくちゃ高いです。13万円以上します。

ですがこれが置いてあったお客様宅のピアノは1年中いつもほぼ完璧でした。温度や湿度の変化がないとこうも良い音の状態を保てるのかと調律師の自分が関心するくらいいつも快調でした。

文字通り、除湿機・加湿器・空気清浄機が全て一緒になっています。この3つが備わっているのはおそらくこのシリーズだけのはず。さすが空調メーカーDAIKINさんです。専用のアプリを使えばDAIKINエアコンと連動してより快適なお部屋になるそうです。

金額関係なくとにかく良いのが欲しいという方は間違いなくこれがオススメです。

【とりあえず試したい】アイリスオーヤマ IJC-R65

アイリスオーヤマIJC-R65

除湿機を調律師さんに勧められたけど、そんなに金額を掛けたくないなぁという方向けです。よくクーポンと併用してセールになっています。

大きい除湿機と比べてタンクが小さいので水を捨てないといけない回数は増えますが、それでもこの値段で新しい除湿機が買えるのであればありがたい事です。

あえて言うとしたら音は大きめなので、例えばレッスンの時はスイッチを切るというお声をたまに聞きます。

商品価格帯サイズおすすめ度こんな人向け

三菱 MJ-180シリーズ

コンプレッサー式

約5万円大きめ最もおすすめ広めのリビング・レッスン室。長く使いたい人。輸入ピアノ専門店でも使われる本物志向の一台。

SHARP CV-S71

コンプレッサー式

約2万円コンパクト(A4サイズ)レッスン室向け狭いレッスン室や個室。持ち運びも楽で部屋干しにも使える。温度上昇も控えめ。

DAIKIN MCZ706A

除加湿+空気清浄

約13万円〜大きめ最強・プレミアム予算関係なく最高の環境を作りたい人。除湿・加湿・空気清浄が一台で完結。

アイリスオーヤマ IJC-R65

コンプレッサー式

〜1万円台コンパクトまず試したい人向け除湿機を試しに使ってみたい人・予算を抑えたい人。タンクが小さいので水捨ての頻度は増える。

理想の環境

数字で言うと20℃50%です。

正直結構寒いですがコンサートホールの楽器庫という大切な楽器たちが置いてある倉庫の中は常にこの環境に調整されています。
相対湿度という言葉があるのですが、難しい話はしません!50%を目指しましょう。
基本的な湿気対策の考え方については別記事にもまとめています。

※注意点が1つ。ピアノは乾燥にも弱いです。40%以下にはならないようにしましょう。

梅雨と夏のピアノのための湿気対策

湿度計

湿度計についての根本的な考えなのですが、数値を信じ過ぎないという事。同じものでも低い数値を指す個体、高い数値をさす個体があるのが現実です。そして本気の湿度計は10万円は軽く超えます。

普通の値段で最も正確に測れるのは「乾湿計」です。ひょっとしたら理科室で見たことがある人もいるかもしれません。温度計が2つ並んでいて、その片方に巻かれている布を濡らして15分くらい待ってから出ている数字を見て計算表で確かめるというタイプで、ほぼ間違いなく正確なのですが実用的ではありません。別の湿度計が正確なのかを確かめるにはちょうど良いですが、ただそのためだけに買うのはもったいないです。

佐藤計量器(SATO) 乾湿計 ガーデニング 木製 ベーシック 取り付けやすい(フック箱)

これは結構あるあるなのですが、湿度計を買って満足して見ない人がいます。針で示すタイプだとより見ないです。正直僕もそうでした。

こうならないためにも僕ならデジタルの時計付きの湿度計、または湿度も見れる時計のようなものをピアノの部屋用と別の部屋用に2つ(別のメーカー)買って、たまにそれを両方ともピアノの上に置いて確かめます。2つとも同じくらいの数字を示せば大体正確なはずです。また時間はいつでも見るので、その際に湿度も目に入ればいいなという考えです。

ではここから具体的なオススメシリーズを紹介していきますね。

としさんオススメ~タニタ~

僕が今買うなら間違いなくタニタの温湿度計(時計付き)です。タニタはかなり正確な気がします。

ピアノには余計な機能かもしれませんが、アプリ連動のものや24時間の推移が見れるタイプのものもありますし、不在の時の温度湿度がどうだったかがわかる機能が付いているものがあります。ペットがいるお家にも良いかもですね。個人的には数字でぱっとわかるデジタルが好きです。

デザインもキティちゃんやディズニーなどの可愛いものから、タニタらしいシンプルなものまで。時計が付いていると多少高くはなりますが、時計として買ったと考えれば全然ありです。

タニタ デジタル温湿度計(グラフ付き) TT-581

タニタ デジタル温湿度計(ハローキティ) TT-558-KTPK 7.5×7.5cm

【プロが愛用する温湿度計】Switch Bot

可能な限り温湿度を管理したい方にオススメはこのSwitch Botです。

アプリと連動させれば1日でどう変化しているのか、いつが湿度が上がりやすいのかなどを知ることができます。調律師も御用達です。

除湿機

湿気対策のために最も有効な家電です。使い方や注意点について説明してからオススメ製品を紹介していきます。

使い方と注意点

除湿機は空気中の湿気をタンクに集める家電です。ビックリするくらい貯まるので水が満タンになって水道に流すのがクセになります。いつ使うかについては湿度計を見ながらの判断ですが、基本的には自動モードにしておくと楽です。夜でも湿度が高ければ勝手に動いて勝手に止まります。

※ピアノのために使う時の1番の注意点。
ピアノに風が当たらないようにしてください。乾いた風をピアノに当て続けると過乾燥になり壊れてしまいます。なるべくピアノから離れたところに置いてお部屋全体の湿度を管理してください。リビングや広い環境の場合には3mくらい離れたところがちょうどいいと思います。

オススメのタイプと機能

除湿機といっても色々なタイプや便利な機能が付いているものがあります。

ピアノのためを考えるとオススメはコンプレッサー式です。
デシカント(ゼオライト)式というものもありますが、熱を発するため部屋がかなり暑くなりますし、電気代も高いです。
コンプレッサー式は音が大きいという欠点がありますが、自動にすればずっと動いているわけではないですし静音モードもあります。デシカント式を試しに自宅用に買ったことがあるのですが、音量はいうほど変わらなかった印象があります。

両方を兼ね備えたハイブリットという高級モデルがあります。ですがこのタイプはシンプルに大きくて場所をとるので、やはりオススメはコンプレッサー式です。

絶対に必要な機能は湿度センサーと自動モード。あったらいいなという機能は細かい湿度設定機能と排水機能です。この排水機能は何日か家を留守にする時、あるいはタンクの水を毎回捨てたくないという方に便利な機能で、タンクではなくホースを繋いでどこかに水を逃がす方式です。逃がす先は必要ですが、水を捨てる必要がないのでとても楽に湿気対策をすることが出来ます。

ピアノ用乾燥剤とその効果について

乾燥剤については調律師さんによって意見がかなり分かれます。以前SNS上のあるグループでたくさんの調律師さんによる議論がありました。

ちなみに僕は入れるのには意味がある派です。
内容については別記事にまとめていますので、参考にして頂ければと思います。

ピアノ用乾燥剤について

さいごに

ピアノの状態だけを考えればもちろん湿度計と除湿機はあった方がいいです。

ですが最も大切なことはピアノがあることで生活がより楽しくなることです。

除湿機がないからといって必ずピアノが壊れてしまうという事ではないですし、お水を捨て忘れたからといって何かが起こるものでもありません。
たまに湿度計を買ったがためにいつもチェックして外出していても気になってしょうがないという方もいます。ピアノを大事に思ってくれる気持ちは調律師としては何より嬉しいことです。ですがそこまで神経質になる必要はありません。
ピアノと一緒に楽しい毎日を過ごしましょう!

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。 としさん