調律師が本気で選ぶピアノ専用加湿器と湿度計2021!

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
日本では横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

ピアノの調律が最も狂いやすい季節。
ズバリ冬です。湿気の多い梅雨よりずっと狂います。
この原因は乾燥した外気+暖房による過乾燥です。

細かい説明は後にして、調律で日本全国+オーストリアのお宅へ伺ってピアノの状態を見てきた経験から、ピアノ専用として最もオススメ出来る加湿器と湿度計を紹介していきます。ちなみにピアノにとって理想的な湿度は50%です。

・選び方のポイント
・買ってはいけない加湿器

についても下の方で説明します。

加湿器以外の調律の狂いを軽減させる方法について別記事で紹介しています。こちらも参考になれば嬉しいです。

【効果絶大の裏ワザ】冬のピアノ調律の狂いを抑える方法

ちなみに除湿機についてはこちらにまとめています。

調律師が本気で選ぶピアノ専用除湿機と湿度計

ピアノ調律師が本気で選ぶ加湿器

加湿器を買われた方皆さんが仰るのは「のどが痛くなくなった。風邪をひかなくなった。」です。身体にも良いピアノのための加湿器、本気で選んでいきます。

パナソニックFEシリーズ

まずオススメするのはパナソニックの気化式加湿器シリーズです。この加湿器が置いてあるお宅のピアノは基本的にいつも健康なコンディションを保っていました。

このシリーズ。なんといっても静かです。
8畳タイプのものは公式ホームページによると34dB。図書館より静かだそうでこれなら練習やレッスンには全く問題ありません。

お手入れが他のメーカーのものより簡単という点もポイント高いです。

洋室換算で8畳用のものから大きいものは42畳用のものまであります。

パナソニック FE-KFU03-W

【ドイツ製で間違いなくオススメ】ピアニストの部屋でよく見る加湿器~Venta~

「水で空気を洗う」

このコンセプトを元に開発されたヨーロッパ人気No1のブランド、ピアノ用として最強の加湿器はドイツ製のVentaです。

使っている方々に話を伺うと、とにかくシンプルな構造になっていて洗うのも日本製に比べるとはるかに簡単。そして効果が抜群なのだそうです。確かにVentaがあるお宅でピアノに過乾燥の症状が出ていることはまずなかったです。

これは商品とは全く関係ない情報ですが、Ventaはなぜか「Venta君」という愛称で呼ばれていることが多いです。

それだけ愛されているという事でしょう!

Ventaの注意点

このVentaですが、日本の輸入業者さんがコロナの影響で業務を撤退することになりました。しばらくは国内在庫がほぼなくなるそうです。
モデル関係なく、今ネット上で新品が売っていればラッキーです。欲しい方はお早めに探されるのをオススメします。

※2021,10月更新!
今後しばらくはAmazonが発売のメインになるそうです!価格が以前より抑えられています。

Venta Comfort Plus LW15

ピアノ調律師が本気で選ぶ湿度計

タニタ デジタル温湿度計(時計付き)

僕が湿度計を選ぶ時に最も大切にするポイント。それは見やすいことです。
スマホと連動出来たりするものや、更に正確なものもあるのですが正直誰も見ません。。

時間を見た時に湿度も目に入る程度のものでOKです。この条件で探すと僕はタニタを選びます。

タニタ湿度計一覧

スタジオのように細かくチェックして完璧に管理したいという方にオススメはSwitchBotです。スマホと連動出来て記録も残すことが出来ます。

SwitchBot 温湿度計

加湿器選びのポイント

空気清浄機能はおまけ。お手入れ重視!

インフルエンザはもちろんコロナ対策に空気清浄機能付きの加湿器をお考えの方もいるかと思います。もしコロナ対策をお考えなのであれば空気清浄機そのものを単体で購入されるのをオススメします。

それよりは加湿器はお手入れをしていないと雑菌がたまっていきます。空気清浄機能が付いているのに、雑菌と一緒に空気を放出するなんて事がないように、お手入れが手軽なメーカーやモデルにするのを優先しましょう。

ピアノに適しているタイプは気化式のみ

加湿器にはスチーム式や超音波式、ハイブリッドなどのタイプがあります。どうやって空気を加湿していくのかという話になるのですが、ピアノに適しているのは気化式のみです。
その理由については次の項目で説明します。

ピアノ部屋専用として買ってはいけない加湿器のタイプ

スチーム式

水を加熱して蒸気にする仕組みになっています。
原理で言えばやかんを沸かすのと同じです。このタイプは加湿力が強すぎてピアノには向いていません。また窓の結露などもかなり増えますし、何より電気代が高いです。

超音波式

超音波で水を霧状に変える仕組みです。雑貨屋さんに売っているようなオシャレなデザインの加湿器は大体この超音波式です。見た目は良いのですが、部屋全体の加湿には向いていないです。またモデルによっては雑菌を多く空気中に放出してしまいます。

ハイブリット式(温風気化式)

気化式と比べて暖かい風を放出するタイプです。このタイプは効率よく加湿出来るのですが、ピアノにとっては強過ぎるかなと思います。本体の値段が高くなるのもネックです。

ハイブリット式(加熱超音波式)

超音波式の暖かい霧状の水蒸気バージョンです。これもよく雑貨屋さんで見ます。放出された霧がそのまま下に落ちて床が濡れます。ピアノには向いていません。

アロマのような香りが出るタイプ

加湿器の中にはアロマのようなものを一滴垂らして香りのある空気が放出されるタイプのものもあります。意外な落とし穴があって、この香りの成分が原因で弦などの金属類が錆びます。全てではないのですが、何種類かのアロマと金属の相性が悪いようです。ご注意ください。

加湿器の置き方

広いリビングなどは例外ですが、なるべくお部屋の中のピアノから遠い位置に置いてください。リビングの場合は3~5メートルくらい離れた位置に置いてお部屋全体を加湿するイメージです。間違っても加湿器の風がピアノに直接当たることはないように気をつけてください。

おわりに~ピアノの先生方の声~

過乾燥のお部屋に置かれたピアノで最もこわいのは木材に亀裂が入ることです。
亀裂が入る部分によっては調律が不可能になるくらい音がおかしくなります。

加湿器を設置することによってこれらの事を防ぐことが出来ます。

また実際に加湿器を設置されたピアノの先生方から多く聞かれる声が「レッスンでのどを痛めることがなくなった」です。ピアノにとって悪い環境は身体にとっても良くありません。

ピアノと弾き手、両方の健康のためにも湿度計と加湿器はオススメです!

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。としさん