ピアノ調律中の過ごし方とお茶出しについて

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

ピアノ調律師さんが家に来てる時の過ごし方についてまとめました。
オーストリアでも仕事をしていましたので、オーストリアの皆さんがどんな感じに過ごされているのかについても最後に書いています。

お茶出しについて気になる方は目次から飛んでください♪

まず所要時間を聞きましょう。

調律にかかる所要時間によって、過ごし方も変わってくるとは思います。
毎年調律師さんが来ているという方は大体わかっているとは思います。初めての方が来る時や、そもそも調律師さんが来るのが初めてという場合には事前の電話でも当日でもいいので、「大体何時に終わりますか?」または「大体どれくらい時間がかかりますか?」と聞いてみましょう。

また調律当日に何か用事がある時には、「〇〇時には家を出ます」「伸びても何時には終わりますよね?」などと伝えると調律師さんも仕事がやりやすくなります。
ではここから過ごし方について書いていきます。

としさんの場合

基本的には静かな方が作業はやりやすいという前提で書いていきます。

・作業の都合上要望(テレビ消してくださいetc)があればこちらから言うので基本的にいつも通り過ごして頂いてOK。
・テレビ見てもOK(音が出ない作業の時など)。
・同じ部屋で子供が遊んでいてもOK。
・食事もして頂いてOK。逆に食事中調律の音がうるさくてすみませんってなります。
・何かあればいつどのタイミングでもお声を掛けてくださってOK。

特に初めて調律に伺ったお客様にはほぼ必ずこの内容をお伝えします。

Twitter、Instagram用の写真撮影も全然OKです♪その場合にはひと声お掛けください。

お客様の過ごし方例

としさんが調律に伺った際の実際のお客様の過ごし方例です。

外出される方

始まる時に何時に終わるか聞かれて、その時間まで外出される方。家に1人になる時も。ただ調律師さんに何か盗まれたかもしれないという話を1度だけ聞いた事があるので、初対面などまだ信頼関係がない調律師さんの時にはオススメしません。

横で見てる方

調律の時に必ず椅子が2つ置いてあって、作業中ずっと座って見ているお客様です。ピアノの中身に興味を持って頂くのはとても嬉しいことで、質問も大歓迎です。

音楽の話をしたい方

ご家族の中で音楽に興味があるのがご本人だけで音楽やコンサートの話をする機会がほとんどないという方です。意外とこういった方は少なくなくて、やはり椅子が2つ置いてあります。作業によっては話しながら出来るのでその間はもちろん盛り上がります。
お客様との音楽の話は新しい発見もあるので毎回とても楽しいです。

録画される方

毎回横にビデオカメラがセッティングしてあって、作業を記録されるお客様。もちろん作業優先ですが、せっかく記録されているのもあって解説しながらの作業になります。

水回りの掃除をされる方

調律の時恒例で、台所の水回りを徹底的に大掃除されるお客様。カチャカチャ音も出るのですが、基本的には全く問題ありません。

料理される方

料理も全く問題ありません。お腹が空いているタイミングだと別の理由で辛いことも。。。でも調律には全く問題ありません。換気扇が入ると音の聴こえ方が変になって、申し訳なかったのですが15分くらいストップして頂いたことがありますが、これも過去2~3回だけの話です。

皆さまこのように自由に過ごされています。
あくまでも僕たち調律師がお客様のお宅にお邪魔して作業しているので、お客様には可能な限り快適にいつも通り過ごして頂きたいといつも思っています。

お茶出しについて

ネット上でこの質問をよく見かけます。
まず僕個人の本音を言うと”お構いなく”です。一切何もなくて全然OKです。
もし気になる場合には、同じ部屋に500㍉ペットボトル(水やお茶)とコップを置いておけば無難です。

今の時代おもてなしを求めている調律師さんはかなり少ないはず。
温かいお茶やコーヒーなど出すとなったらタイミングなどわからないですし、それで心配するのも嫌ですよね。

もしどうしても何かお出ししたいという方は、調律師さんに「コーヒーかお茶を飲まれるとしたらどのタイミングがいいですか?」と一言あるとその調律師さんも助かると思います。

食事について

時間のかかる作業の時などお昼をまたぐ事もあると思います。本来は調律師の方からお昼をどうするのかお客様に伝えるべきなのですが、何も言わず作業を始める時もあるかとおもいます。
食事に関しては調律師さん自身で準備しているのが普通なので、こちらもお茶出し同様お構いなくでOKのはずです。

オーストリアでは

オーストリアではほとんどの場合、1番最初に飲み物が必要かと所要時間を聞かれて後は1人になることが多いです。また、終わった後もお会計のためのサインだけ頂いてすぐに家から出ます。

会話もピアノに関することのみで、世間話などをする機会はそんなに多くはありません。

これにはちゃんと理由があって、それは調律料金が滞在時間に対して掛かっているからです。よほど特別な作業でない限り、調律料金はインターホンを押した瞬間から家を出るまでの時間に対して計算されます。

ですので作業後にコーヒーが出された場合、その時間にも料金が加算されてしまう仕組みになっています。

僕ら調律師に求められているのは与えられている時間で可能な限り最高の仕事をすること、そして何かピアノに問題がある場合には短い時間で簡潔にその情報をお客様に伝えることになります。

日本とは違いかなりドライだなと最初は感じましたが、慣れてくると仕事がやりやすいのは確かです。

ただ、ピアノや音楽が大好きで話をしたそうな方がたまにいらっしゃって、そういう方と話が出来ないのは寂しく感じることもたまにあります。

さいごに

この過ごし方については調律師さんによって多少違う可能性があります。確実なのはその調律師さんに直接聞いてみる事です。
何してたらいいか聞くと行動が制限されるので「調律中にしない方がいい事ってありますか?」という風に聞くといいかもしれません。

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。 としさん