こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪
※トシブログ毎日投稿中です。
コロナが始まった時に最初に始めたアメブロからスタートして早2年、YouTubeもまもなく丸2年経ちます。本記事ではフリーランスの調律師として活動する中で、情報発信をしていて良かったなと思ったことを書いていきます。
良い仕事ができる
これは言い換えると「1人1人のお客様と向き合って良い仕事ができる」です。
生々しい表現をするとピアノ調律師という仕事は大きく分けるとサービス業に分類されると思います。ピアノの先にはピアノを弾く人がいて、そのお客様それぞれに要望というものがあり、これを解決した対価としてお金を頂くという仕事です。
ここで大切なのが、目の前にいるお客様の要望を見誤らないこと。この判断を間違えるとお客様に満足して頂けないという事が起こるわけです。これが現段階で技術的な部分であれば仕方がないというか、努力で解決できるわけですが、このお客様それぞれの要望をしっかりと把握し考えて誠実に仕事をするためにどうしても必要な事があります。それは信頼関係です。
調律師という職業
これは若手調律師あるあるで僕も直面していた事で、お客様との信頼関係が築けない。またはお客様と自分の間に見えない壁がミルフィーユのごとく何層にも重なっている状態です。
ピアノ調律師というのはなかなかの専門職で、一般の方はピアノの内部についてはまず何も知りません。この事が理由でピアノを弾く人も自分の思っている事を調律師さんに伝えづらくなります。ましてや初対面だったりすると、更にお客様の要望が見えなくなっていくわけです。
この要望には「音をこのようにしてほしい」、「タッチはこうが良い」みたいな内容から、「とにかく2時間ぴったりで帰ってほしい」、「ピアノについての説明は本当に要らない」みたいなものまで本当に様々です。これはプロの方に対しても同様で、見えない壁が何層かは必ず存在するものです。
ちなみにもちろん僕が今全ての要望を把握出来ているのかというと絶対にありえません。仮に僕が確信があったとしても実際には間違っている事も多々あるはずです。
ただSNS、特にYouTubeで発信を始めて諸々あって日本に拠点を移して今感じている事があります。それは初対面なのに、初対面感が相当薄いという事です。
どんな人が来るかわかるという事
ピアノの調律って10年単位の付き合いなどの例外を除いて基本的には全く知らない人、あるいはそこまでよく知らない人が家に上がってきるわけなので、依頼主は当然どんな人が来るのか気になりますし、不安に感じる方も絶対にいます。
この不安をYouTubeで実際に喋っているところを見て頂くことによって、多少緩和することが出来ていると思っています。また調律師というものは何年も連続で伺いながら信頼関係が少しずつ出来てくるものなのですが、初対面の時点で既に10年以上伺っているかのような感覚を覚えることもあります。
これはピアノの先生にも同じような事が言えるような気がして、ピアノの先生を探している親御さんが気になるのはその方の経歴よりも「どんな人なんだろう」という部分が大きい気がします。もちろん経歴やレッスン内容も大切です。それでもHPなどに自己紹介の簡単な動画が1つ載っているだけで親御さんの不安の大部分は解消されるような気がします。実際にプロフィールに好きな食べ物やブログでレッスンの内容ではなく食べたものを載せ始めたら途端に体験レッスンの問い合わせが増えたなんて話も聞きます。また調律のお客様から誰か先生知りませんかと聞かれて紹介する時も、まず最初に聞かれるのは「どんな人ですか?」です。
気を付けていきたい事
これは簡単だけど実は苦労している、「すごい調律師だと勘違いされない事」です。
基本的に僕は目の前のピアノを良くして、そのピアノをもっと好きになって頂く事を常に考えています。もちろんそのために無理のない範囲で色々な提案をすることもあります。
この時に僕の提案に対して気軽に「No」と言える事。これはとても大切な事だと考えていて、また要望なども気軽に言って頂くための雰囲気作りも実は色々やっています。要は一般の方からプロの方までどんな方とでもお互いに思っている事を言える関係というのでしょうか。これを目指して今も情報発信に取り組んでいます。
終わり方がボヤっとしましたね。ブログの毎日投稿は結構大変です(^-^;
読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦