【少しだけ深掘り】中古ピアノを一緒に見に行く時に調律師が見ている”あるポイント”

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

※トシブログ毎日投稿中です。

今日はピアノを探されている方と一緒にピアノ屋さんへ行ったときに、僕が調律師として何を見ているのかについてです。今回は中古ピアノに限定して、たくさんあるポイントの中から一例を紹介します。

※タイトルに「調律師が見ている」と書いたのですが、本記事は僕の個人的な考えになります。

「状態をチェックする」をもう少し深掘り

結論から言います。

それは”そのピアノが下り坂のどの地点にいるのか”です。

念のために書いておきますが、「下り坂」には色々な意味が含まれます。楽器としてはまだまだ良くなっていくとして、ただ中古である以上フェルト類や弦などの消耗部品は確実にある程度は消耗しています。こういった部分が今後どうなっていくのか、弾くであろう量に対していつ交換が必要な時期がくるのか、それは最低いくら掛かるのか、どれくらいそのピアノ快適に使っていけるのか、などに対して価格が適正から大きく離れていないかを見ます。

この部分についてはおそらく調律師の経験が無いと見るのは難しく、音が気に入った=OKではなくて、音が気に入った→この良い音は今後どうなっていく可能性があるのかというのを中身を見ながらチェックしています。あとはその音がお部屋に入った時にどうなるかなんて事も一緒にお伝えします。

2023年も調律や修理、情報発信と同時に、ピアノ探しでも色んな形で力になれるよう頑張っていこうと思います。わからない事があってちょっと意見を聞きたいみたいな相談だけでも大丈夫ですので、お気軽に何でも聞いてください。

各種SNSのDMでもご相談受け付けています♪

読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦