ピアノ調律師が愛用する骨伝導イヤホン~AfterShokz~

以前耳鼻科のお医者さんのお宅へ調律に伺った時に骨伝導イヤホンの存在を知って、それ以来ずっと愛用しています。

本記事では従来のイヤホン・ヘッドホンに代わる“骨伝導イヤホン”についてまとめました。

調律師はもちろん、普段音楽をされている方やそれ以外の方々にとっても聴力はとても大切です。移動中音楽を聴いている方にはこの“骨伝導”、ぜひ知って頂きたいです。

骨伝導とは

その名前の通り骨を経由して音を認識する仕組みです。

振動する部分が耳の中ではなくこめかみあたりに触れて、そこから骨を通して振動が伝わります。この骨伝導、実は聴力を失ったベートーベンもこの方法で音を聴いていたらしいです。

愛用の骨伝導イヤホン【十分過ぎる良い音】

AfterShokz

メーカーはいくつかありますがダントツにオススメはこのAfterShokzです。僕は有線とワイヤレス+防水の2種類を持っています。

最初骨伝導がどんな物か不安もあったのでアマゾンでよくわからないメーカーの3000円くらいのワイヤレスのものを買ったんですよね。そしたら想像よりはるかに音がよく聴こえてビックリしたのを覚えています。

こんなに良いものであれば、より性能の良いメーカーの物を買おうと思い、パソコンでドイツ語の映画などを見る用に有線のAfterShokzを買ったんです。この時はピアニスト、イエルク・デームスのウィーンの自宅に住んでいて、ドイツ語の勉強をしながら彼に呼ばれた時に聞こえるようにしておく必要があったので、この骨伝導イヤホンはベストの選択でした。

届いて装着してみたらあまりにも軽いし、付け心地も付けているのを忘れるくらい自然で(なのにスポーツしても外れない)以前買った安いものを付けることが出来なくなってしまいました。結局その後日本でも電車でドイツ語の音源を聞く用にワイヤレスのAfterShokzを買いました。今はランニングの時などでも防水もあって大活躍です。

機能やカラーなどラインナップも充実しています!

AfterShokz ラインナップ

骨伝導イヤホンについて~リモート会議やテレワークにも便利!~

まずシンプルに「聴こえるの?」と思っている方いると思います。十分に聴こえます。すぐ後に説明しますが耳栓をすればほぼ普通のイヤホンのような音量の感覚です。

イヤホンとの決定的な違いは耳を塞がない事、つまり周りの音が聞こえるという事です。電車の停車駅のアナウンスや街をランニングしている時の車の音、子供の声などが聞こえる状態で音楽なりラジオなりを聴くことが出来ます。

骨伝導イヤホンには耳栓が付いていて、この耳栓を付けると周りの音が多少遮断されるので結果としてより音が大きく聴こえます。耳栓を付けたら結局アナウンス聞こえないじゃんと思われるかもしれませんが、会話も問題なく出来る程度の効果です。逆に言えばこれだけでイヤホンのように騒音の中でも音楽を楽しむことが出来ます。僕が日本にいた時はドイツ語の音源やピアノの録音などを電車の中でいつも耳栓をしながら聴いていました。

従来のイヤホン・ヘッドホンの危険性

これは調べるとすぐに出てくるのですが、人間の耳はかなり繊細な構造になっていて大音量には決して強くありません。川の水を飲料水にするには、まず砂利を取り除く目の粗いネットのようなものを通すところからスタートして、最終的には細かいバクテリアのようなものもろ過していきますよね。イヤホンを使って大音量で聴くという事は、金魚すくいのネットのような薄い膜に小石の混ざった砂利水を勢いよく流すようなものらしいです。

そして何よりも1番の問題なのは聴力は基本的には回復しないという事です。悪くなっていけばそこからまた良くなるという事は構造上ほぼありません。そしてその進行がとてもとてもゆっくりである事も問題と言えると思います。若いうちに大音量で聴いていた反動が20年後30年後になって難聴として突然表れてくるそうです。こうなってからではもう遅いです。今世界中の補聴器メーカーが研究開発にものすごい力を入れているのは、将来補聴器が必要な人が間違いなく増えるという確信があるからです。

そうならないためにも大音量で長時間聴かない、あるいは骨伝導イヤホンを使うといった対策が必要です。

さいごに

聴力の低下の進行は、まず聴きとれる音域が徐々に狭くなっていくところから始まります。これは音楽をやっていたら大問題です。気が付いたら高い音低い音が聞こえづらいという症状になるそうですが、ほとんどの場合は気が付かずに自分だけその音域の倍音が聴こえないという事になります。

途中にも書きましたが、一度失われた聴力はほぼ2度と戻ってきません。そうならないためにもこの骨伝導イヤホンが少しでも普及するといいなと思います。

AfterShokz 骨伝導ワイヤレスヘッドホン

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。 としさん