ピアノ調律師になるには~ドイツ・オーストリア編~

ピアノ調律師になる方法、オーストリア編です!

日本では専門学校(1~2年)を卒業してから就職するのが一般的なルートですが、オーストリアでは全くシステムが異なり働きながら学校に通います。

日本と1番違う点は、勉強しながら給料が出るという部分です。これについても後で触れています!

まず就職活動

まず調律師になりたい人が最初にすることは就職です。

調律できないのに就職?ってなるのですが、最初は見習いとして会社に就職します。
オーストリアにはLehrstelleという見習い枠があり、まずはこのLehringという見習いになる必要があります。

各会社就職試験があると思うのですが、これをパスすると調律師見習いになるわけです。

専門学校に通いながら会社で働く

見習いとして働きながら、ある期間はBerufsschuleという専門学校(ウィーンにあります)に通います。

この専門学校、約4年間かけて合計で7か月間を4回(2か月×3と1か月)に分けて通います。

職場→学校→職場→学校→職場→学校→職場→学校→職場→試験

この流れで基本的に職場では実践的な技術、学校では理論を学びます。この学校には、オーストリア中のピアノ調律師見習いが集まるわけです。

卒業試験

そして最後の試験、これは学校の卒業試験ではなくKlaviermacherという職業資格のための試験で、これに合格するとKlaviermacherとしての契約になり給料も上がるというシステムです。

ちなみに学校が終わってからこの試験に合格するまでは見習いではなくなり、会社との契約もAushilfeという形になります。これでも若干給料が上がります。

内容は少しずつ変わっているのですが、駒突きや低音弦作成などピアノ製作に必要な技術や知識が必要になります。

これは本当によくできたシステムだと思います。
このBerufsschuleの授業料はほぼ無料ですし、勉強期間でも仕事をしているのでお給料をもらうことができます。

調律師という資格~Klaviermacher~

最後にこのKlaviermacherという資格、なくても調律師として仕事はできます。ただ、国から認められている職業という事で信頼を得られるという事です。

この先にはKlaviermachermeisterというドイツでいうマイスターとしての資格があります。

さいごに

日本とは全く違う学校のシステムでとても興味深いです。

現場で必要な技術を現場で学べるというのはとても良いことだと思います。
日本との共通点としては、皆ピアノが大好きという事。調律師になるにはどちらにしてもこの好きという事がやはり大切です!

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。としさん