ピアノの選び方~これから探し始める方必見~

今の時代、自分に合ったピアノを見つけるのは簡単ではありません。価格に関係なくたくさんのピアノが市場に出ていて、インターネット上は様々な情報で溢れかえっています。

調律師の仕事をしていて、ピアノ選びについてのご相談を受けることも多々ありましたが、最早どの情報が正しいのかわからないという悩みをお持ちでした。調べれば調べるほど情報が膨らんでいきます。

本記事では、ピアノを選ぶ際の選択肢について超基本的なポイントを調律師視点からまとめています。アップライトピアノかグランドピアノのどちらにするのかは決まっていて、これからピアノを探し始める方にオススメの記事です。

既にピアノ探しを始めている方にとっては新しい情報はありません。ある程度ターゲットが絞られてきているという方のための記事、各メーカーの比較や、新品と中古ピアノの詳しい違いについては別記事にまとめます。

選択肢の種類

細かく書いていくと長くなっていまうのでシンプルに選択肢だけ書いていきます。

どこで作られているか

日本製 精度よく作られていてクオリティーも高い。

ヨーロッパ製 値段は高いですが、寿命も長く何より音のクオリティーが高い。

アメリカ製 精度は高くないが、なんともいえない魅力が。巨匠ピアニストもアメリカ製。

アジア製 デザインの素敵なピアノが低価格で手に入ります。

新品か中古

新品の方が当然値段は高いですが、中古には中古の良さがあります。

ピアノの色

黒か木目調で、ピカピカの鏡面仕上げかマットな艶消し仕上げがあります。

脚などのデザイン

脚で言えば猫脚かストレート脚か。特別な飾りが入っているかなどです。デザインは凝るほど値段が高くなっていきます。

サイレントシステム

夜遅くても練習できる、いわゆすヘッドホンシステムです。これが付いていると値段は高くなります。

サイズ

アップライトピアノの場合は背の高さ、グランドピアノの場合は長さです。基本的には大きい方が値段も高くなります。

予算

ピアノを探す時、まず最初に決めるのは予算だと思います。実際には予算を決めないと探しようがありません。
それに合わせて上の選択肢を選ぶ必要があります。例えば、同じクオリティーであれば猫脚の方が高いです。サイレントシステムが付けばより高価になってきます。ピアノとしての性能を重視して外装に傷が入っていても気にしないという方もいます。
また、基本的にサイズが大きいとそれだけどんどん値段も上がっていきます。

音色>タッチ>見た目 最も大切なのは音色

ピアノを探される時に外見やタッチ(弾き心地)重視で探される方がいらっしゃいます。その考えも理解出来るのですが、現実には音色を1番に重視して買われた方が結果的には長くピアノを弾き続けています。見た目も始めはモチベーションのために重要ですが、ピアノ選びにおいて何よりも大切なのは“ピアノ”という楽器としての性能です。
この音色については金額に関係なく各価格帯の中でも音色の違うピアノを選ぶことができる時代です。いくつかのピアノ屋さんへ足を運んで実際にその音を感じるのがオススメです。

調律師とセット

ピアノという楽器はメンテナンスによって音が大きく変わってきます。どんなに良い楽器でも、調律などのメンテナンスが出来ていないと魅力は半減です。逆に言えば低価格のピアノでも調律次第ですごく弾きやすくなります。普段からしっかりメンテナンスをしてくれる信頼のできる調律師さんがいるところで購入すればその楽器は間違いありませんので、調律に力を入れている楽器店さん、または調律師さんに相談しながらピアノを選ぶというのは良い方法のひとつです。

最後に

自分に合ったピアノ探し、これは本当に難しいです。特にインターネットで調べれば調べるほどわからなくなっていくという話をよく聞いていました。相談を受けながらYahoo知恵袋などをお客様と一緒に見ることもたまにありましたが、僕とは全く別の考えだったり、完全な間違えが書いてあったことも。
一番良い方法はインターネットの口コミではなく、ピアノの先生だったり、友人、あるいは信頼できそうなお店の人に直接相談して話を聞く事です。

本記事がピアノ探しのお役に立てばとても嬉しく思います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。 としさん