新築にピアノを運び入れる方に知ってほしいこと

日本で働いていた時に、新築の家に運び入れたピアノによく起こる不具合がありました。時によっては部品が外れたり大変なことになります。

本記事では、新築の家にピアノを置く際の注意点についてまとめています。これから新築の家にピアノを置く予定の方にはぜひ参考にして頂きたいです。

原因は過乾燥

ずばり過乾燥です。特に冬場はすごいです。

ピアノに必要な湿度は45~60%です。そして新築の家は30%以下になることもしばしば。原因は正直わかりませんが、とにかく新築を建ててから最初の3年間くらいはピアノがものすごい乾燥の影響を受けます。全館空調の家だとよりその症状がピアノに出ます。

調律の大きな狂いだけではありません。ネジというネジが緩んでカチャカチャいったり、時によっては部品が外れて音が鳴らなくなります。接着剤がとれたり、最もひどい場合には木材が割れます。

とにかく最初の3年の冬場は、ピアノが置いてある部屋の環境には気を使ってあげてください。

乾燥対策を書いていきます。

過乾燥対策

湿度計

お部屋の湿度を知らないといけません。湿度計は若干の誤差がありますが、まずピアノの近くに置いてみましょう。

加湿器

冬の間、適切な湿度を保つためには加湿器が欠かせません。

オススメの加湿器については別の記事にまとめますが、ピアノに風や蒸気を当てることだけはしないようにしてください。あくまでもお部屋全体の湿度が重要です。

濡れタオルを干す

お金が掛からない方法です。結構短い時間で乾いてしまうはずですが、一応の効果はあります。

床暖房対策パネル

新築の家にはよく床暖房が入っています。
床暖房の上にピアノを直接置くと熱と乾燥で大ダメージを受けます。必ず専用のパネルの上にピアノを設置するようにしましょう。

このパネルについても詳しくは別の記事にまとめます。

さいごに

新築の家にピアノを置く時の注意点について書いてきました。
これはおそらく調律師の中では新築あるあるになるのではないかというくらい、どのピアノにも起こる症状です。過乾燥は時によっては大ダメージを受けるので注意が必要です。
またピアノにこれくらい症状が出ている環境は、身体や喉にもけっしてよくありません。ピアノのために加湿器を買ったら風邪をひかなくなったなんて話はしょっちゅう聞きます。

ピアノにとって快適な環境は人間にとってもちょうど良い環境です。
新築にピアノを置いて、まだ湿度の対策をしていないという方はまず湿度計をピアノの近くに置いてみて、湿度がどれくらいなのかを確かめてみることをオススメします。

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。 としさん