日本の未来は明るい~浜松国際ピアノ・フェスティバル2021フィナーレ~

  • 2021年11月28日
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こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

本日はこちらのコンサートへ

浜松国際ピアノフェスティバル2021
フィナーレ『コンチェルトの饗宴』

一回のコンサートで3つのピアノコンチェルトが聴ける。それもソリストは若きスターピアニスト達。

そしてこれは気になっていたことですが、使用ピアノもスタインウェイ(小井土文哉さん)→シゲルカワイ(髙木竜馬さん)→ヤマハ(牛田智大さん )ともう何から何まで豪華なコンサートでした。

まずは小井土文哉さんのベートーベン4番、事前にYouTubeで聴いていたイメージと違って多彩な音色を持つピアニストさんで3階席でもはっきりとスタインウェイの音色の違いが曲の中で聴きとれました。
やはりYouTubeは当てになりませんね(^_^;)

1番最初の和音が個人的には大好きな出だしで、2楽章は悲しみと同時に色々考えさせられるような演奏でした。
この方のソロ、特にベートーベンのソナタ27番、聴いてみたいです。

2曲目はウィーンのスーパーピアニスト、我らが髙木竜馬さんで曲はグリーグのコンチェルト。
彼が主役の本番を生で聴くのは初めてでした。

演奏は圧巻の一言。
3人の中では最年長だと思うのですが、舞台に登場した瞬間から貫禄がありました。

シゲルカワイとの相性も抜群、僕の中でのグリーグのコンチェルトは今日書き換えられた気がします。

2/26の浜離宮でのリサイタル(絶対オススメ!)が更に楽しみになりました。ソロもシゲルカワイで聴いてみたいなぁ。

髙木竜馬ピアノリサイタル
2022年2月26日(土)14時開演
浜離宮朝日ホール

イープラスはこちら

そして大トリは牛田智大さんでショパンのコンチェルト2番。

気品溢れる雰囲気の中に良い意味での田舎っぽい表現がたくさんあって大好きな演奏でした。
聴いていても「こんな旋律が隠れていたのか」と、往年の巨匠の音源を聴く時と似たような瞬間もたくさんあって、もう一度聴きたいと今強く感じています。が2度と聴けないのも本番の良さなので、また機会があればコンサート聴きに行こうと思います。

今回のオーケストラは東京交響楽団で指揮は高関健さん。若きピアニスト達を支えるというのがひしひしと伝わってきました!

横浜→九州→四国→広島→四国→大阪の調律ツアー、そして最終日にこんな豪華なご褒美コンサート。
充実した1週間に感謝です。

良い音楽は良い、
そして日本の未来は明るい!
としさん/津久井俊彦