出張調律でいつもしていること

  • 2021年11月23日
  • Blog

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
日本では横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

オーストリアへ行く以前から年に何回か出張調律に出ていましたが、ある時からいつもしていることがあります。

それは、”泊まるホテルは当日仕事が終わってから探すようにしていること”です。

正確に言うと、県をまたいだりする移動が必要な時にその日に移動するのか、翌日朝移動するのかはその時になってから決めるということです。

これにはちゃんとした理由がありまして、

出張先でピアノに予想外の事が起きたときに「また来ます」が使えないからです。

調律師の仕事というのは、想定外のことが起きることを常に想定しておくことが必要なのですが、それでもごく稀に本当に予想していない事が起きたりします。

例えば何かが起きたとして解決するのに普段は持ち歩かない特別な工具が必要だったとします。

その工具があれば15分、無いと2時間くらい掛かる作業だったとして家から通える距離であれば当日2時間掛けるよりは翌日ぱっと15分で終わらせる方がお客様にとっては負担が少なかったりします。

ただ出張先ですとこういうわけには絶対にいきません。もちろん時間が掛かるのは迷惑になりますが、2時間掛けてでもその場で問題を解決しないとお客様はもっと困ってしまいます。

こういった時に移動先にホテルを予約していて電車も決まっていたりすると、ちょっとした焦りが仕事に影響してしまうんです。

ずっと昔はキャンセルすればいいかくらいの考えだったのですが、ある時からは「そんな心配するならいっそのこと予約は後回しにしてお客様の大切なピアノに集中しよう」という考えになりました。

遠くから出張料までご負担頂いてご依頼をくださっているわけですので、こういった不足の事態でも問題なくクリアできる環境作りはいつも心掛けています。

読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦