ピアノの鍵盤や弦の下のホコリについて

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

今日はピアノの鍵盤の隙間から入っていくホコリについてです。

僕は初めて調律に伺ったお客様のところでほぼ必ず鍵盤の下の掃除を行います。その理由について簡単に書いていきます。

湿気対策

ピアノの中に埃がたまると、その埃が湿気を吸ってそれがピアノに悪影響を及ぼします。

鍵盤の下の埃ですとメカニック部分に影響がありますし、グランドピアノの弦の下のホコリが多いピアノは調律も狂いやすいような気がします。

一般家庭での調律というのは良い音になる事はもちろん大切なのですが、それと同時に良い音が可能な限り長持ちしてほしいというのがありますよね。

そのためにも掃除は大切な部分になるのかなと個人的に考えています。

アレルギー対策

これは埃によるアレルギー対策です。

初めて伺ったピアノに埃がたまっていて掃除をしたところ、翌年調律に行った際に「前回の調律依頼ピアノを弾いて子どもがくしゃみをしなくなった」と言われたことが何回かあります。

埃の質にもよりますが、ピアノ自体は振動体ですのでこれによって細かい埃がたつのも確かにありえます。

特にピアノの先生宅のグランドピアノの弦の下の埃は毎回チェックして必要であれば掃除をしています。

掃除の頻度

これはピアノによってケースバイケースです。

例えば家の前に公園があったりすると埃も自然とピアノの中にたまっていくものなので、こういった時など毎年しっかり掃除をする必要があります。

また掃除機はお借りして簡単な掃除はするものの、お部屋の置いてある場所によってはとても埃が少ない時もあります。

音のために

やはり最後は音のためです。

埃と言えど何かしらの影響は出るようで、掃除をしただけでもかなり音が変わる時もあります。特に細かい周波数の出方が変わるような気がします。

これらの理由もあって、よほど他の作業に時間が必要な時以外は必ず掃除機をお借りしています。

以上です。
読んで頂きましてありがとうございました。
としさん