留学のためのドイツ語試験 ÖSD Prüfung 対策~B1 Schreiben~

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

オーストリア留学の際に必要になるドイツ語証明、ÖSD Prüfung (Zertifikat)。
今回はB1のSchreibenについて解説していきます!

A2を合格してB1にチャレンジする方。留学のために最初からB1を目指す方は是非参考にしてください!

こちらからB1の過去問題を無料ダウンロードできます。
https://www.osd.at/en/exams/oesd-exams/oesd-zertifikat-deutsch-oesterreich-b1-zdoe-b1/

ÖSD Prüfung(Zertifikat) B1 Schreiben について

B1のSchreibenの課題はメールの返信です。
これもやはり実践的です。オーストリアへ留学すれば音大の教授、あるいは語学学校へメールを書かなくてはいけない時がくるはずです。こういった時に必要なドイツ語の知識がB1のSchreibenの課題になります。

試験ではVarienteAかBに対してメールを作ります。

基本的にAは友人からのメールでDu、Bはオフィシャル(会社など)のメールでSieが使われています。

制限時間は40分であっという間です。

メールの内容について4つ指示があり、これらについては絶対にメールに書かなくてはなりません。

合格のポイント

このSchreibenもSprechenと同様に明らかなミス、例えばder die das などを間違えるとどんどん減点されていくので、冠詞が不安な単語は使わないようにしましょう。

B1に受かるにはやはり日本語でキーワードを最初に書いてそこから内容を簡単に考えて、ドイツ語にしていく。この流れが大切だと思います。

ドイツ語で考えてドイツ語で書いてって出来れば理想ですが、B1を受ける時点でこのレベルの人ってあんまりいないと思いますし、これが出来る人は今すぐ受けても間違いなく受かります。

必ず書くこと

さて、このSchreiben、AもBともに絶対に書かなくてはならないのが、宛先、挨拶(導入)、最後の挨拶、自分の名前です。

問題文に書いてある、
Schreiben Sie eine Anrede, eine passende Einleitung und einen passenden Schluss.

というのが、この事です。

例を書くと、

Variente A

Liebe(r)〇〇(宛先)
Danke für deine E/Mail.(挨拶)

内容

Liebe Grüße.(最後の挨拶)
Toshihiko Tsukui(名前)

Variente B

Sehr geehrte Frau〇〇、   Sehr geehrter Herr〇〇(宛先)
Vielen Dank für die E-Mail.(挨拶)

内容

Besten Dank und mit freundlichen Grüßen.(最後の挨拶)
Toshihiko Tsukui(名前)

基本的には受け取ったメールに書いてある書き方をマネしてOKです。
実際のメールでは少しずつ変えたりしますが、同じまま返ってくることもしょっちゅうです。

Variente B

ここではBについて取り上げていきます。

受け取ったメールの内容を日本語で書くと、

あなたについてとても興味がありぜひ当社で研修をしてください。
そのためにいくつかの書類が必要で、コピーして送ってください。
卒業証書(ドイツ語)
住民票
あなたのサインが必要です。
わたしたちにメールで、あなたがいつ来れるのか、いつ電話がつながるかを教えてください。

簡単に書くとこういう内容です。

ちなみに僕ならこういうメモをします。

就職OK、書類必要、コピー送る、サイン、いつこれるか、いつ電話可

です。

次に4つの指示についてです。例えば下のような指示があったとします。

  • Bedanken Sie sich für die gute Nachricht.
  • Ihr Schulabschlusszeugnis ist nicht übersetzt.
  • Machen Sie einen Terminvorschlag.
  • Wie und wann sind per Telefon zu erreichen.

その横に日本語で、

  • Bedanken Sie sich für die gute Nachricht. お礼
  • Ihr Schulabschlusszeugnis ist nicht übersetzt. 翻訳してない
  • Machen Sie einen Terminvorschlag. 予定決める
  • Wie und wann sind per Telefon zu erreichen. いつ電話つながるか

という風に日本語でメモをしていきます。

VarienteAかBか迷った時は、メールに書かなくてはいけない4つの指示が理解できる方を選びましょう。

メールの中に書かなくてはならない4つの内容がわかりました。

これを軸にメールを書いていきます。

お礼はシンプルにVielen Dank für diese gute Nachricht.

これでクリアです。

次に翻訳していないことを伝えます。自分が実際にこの際メール書いていたら翻訳していない事だけを伝えるのではなく、「翻訳していないけど翻訳者を探しています」とか「翻訳者にもう送りました」とか書きますよね。こういう事も一緒に書いていきます。

Mein Schulabschlusszeugnis ist jetzt noch nicht übersetzt. Aber Ich habe das schon den Übersetzter geschickt. In einer Woche werde ich das bekommen.

こんな感じです。

次にvorbeikommen、つまり訪問できる日を提案します。

一週間以内に翻訳が届くと書いたので、来週の金曜なんかを提案すると良いと思います。

Ich kann um 10 Uhr nächsten Freitag bei Ihnen vorbeikommen, wenn Sie Zeit haben.

電話にいつ繋がるかです。wie und wann なので番号も書く必要があります。

例えば午前中いつでも繋がります。
Vormittags bin ich immer telefonisch erreichbar. Hier ist mein Nummer, 0123456

という流れです。これで4つの指示全てクリアです。

これで最後の挨拶と名前を書けばOKです。

B1の場合、大体メール作成でよく使う単語って限られてきます。

Youtubeなどにも良い動画がたくさんあるので、参考にしましょう。

さいごに

B1の合格に複雑な文章は全く必要ありません。複雑な文法を使っても、ミスがあればあるだけ減点されていきます。

このSchreibenで一番困ることは、何を書いていいかアイディアが全く浮かばないという事態です。これはたくさん練習していれば解決しますので、とにかく過去問を使ってたくさん練習!

シンプルな単語でわかりやすく書く練習をしながら、ドイツ語で文を書くことに慣れていきましょう。

このB1のSchreiben、試験とはいえ内容は実際の生活で普通にあるメールのやりとりになります。

試験勉強をすることによって、スムーズにこのようなやりとりができるようになりますので、頑張ってたくさん練習しましょう!

以上になります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。としさん