ピアノ選定についての独り言

  • 2024年8月25日
  • Blog

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪YouTubeもがんばってます!

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ピアノというのは、やはり多くの部品に木材が使われているからか、完全に同じ寸法で調律調整をしても全く同じ音色になる事はない。

例えば家庭用のピアノ選定などで同じ寸法で調整をしたピアノがあったとして、その時に良い音が出ているのはたまたまそのピアノと寸法との相性が良いだけという事も考えられる。

なので本来ならば同じ寸法ではなくそれぞれの楽器の個体に合わせた調整をした状態で選定が出来ると理想、、、かと思いきや、これをやるとどうしても調整をする人の感覚というのが良くも悪くもピアノに反映されてしまうので、やはり同じ寸法の方が個性はわかりやすいのかもしれない、、、けれどやっぱり、、、みたいな繰り返しがずっと頭の中で続いている。

これには色んな考えはあれど、僕が選定に付き合う時には今鳴ってる音は3割くらいだけ聴いて、そのピアノにされている調整との相性と今後どうなっていきそうかみたいなポイントを見るようにはしている。

現実のところ選定の場合、弾いてみて最初にビビッと感じたピアノがあればほぼほぼこれで正解。
調律に伺った時に「このピアノにして良かった」っていう言葉を聞くと心なしかピアノも嬉しそうな表情になる。