“引力”を持つ音楽と演奏~髙木竜馬ピアノリサイタル~

  • 2022年10月11日
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こんにちは!としさん@津久井俊彦です。横浜を拠点にオーストリアと往復しながらYouTubeもやってます。

※トシブログ毎日投稿中です!

先日のたくおんさんに引き続きこちらのコンサートにも行ってきました!またまたレビューです。

本題の前に

まず本題に入る前にあえての次回ソロリサイタルの紹介を。。。

はっきり言って絶対聴いた方がいいです!音楽好きな方はもちろん、今ピアニストを目指している子ども達にもオススメです!!

髙木竜馬コンサート情報(公式HP)

髙木竜馬~ピアノの森ピアノコンサート2022~イープラスpresents

最初の音が聴こえた瞬間からなのか、ピアノの前に座った瞬間からなのか、はたまた舞台袖の扉が開いた瞬間からなのか、目が離せないというか、耳が離せないというか、何と言ったらいいのかわかりませんが、そんな不思議な”引力”を持った演奏家がたまにいるような気がしています。

髙木竜馬さんも僕の中では間違いなくその1人。

今回はショパンコンクールを舞台に描かれた物語「ピアノの森」の世界を音楽と共に巡るリサイタルシリーズとあって、ご本人による曲の解説が途中で入っては演奏。物語のどんなシーンで演奏されたのかを解説しては演奏というコンサートの進み方にも関わらず、マイクを置いて演奏が始まれば一瞬で深い深い世界に連れていってくれるとでも言いましょうか。

無意識の内に全神経が音楽だけに集中できている自分がいるような感覚、まさに引力のある演奏です。ありきたりな表現を使えば、その曲が書かれた時代、もっと言うと作曲家がその曲を書いている家のすぐ近所にタイムスリップしたような感じ。聴き慣れたショパンでこれを感じたのは多分初めてかもしれません。

「ピアノの森」Piano Best CollectionII

今日は18会場19公演の中のツアーファイナルという事で会場は浜離宮朝日ホール。

会場にいた方々はおそらく感じたと思うのですが、アニメ「ピアノの森」の影響もあってか聴衆の中に小学生くらい、それも低学年くらいの子ども達がいつものコンサートに比べて結構多かったんです。僕の周りにも何人かいたのですが、今思えばその子ども達も最初から最後までずっと集中して演奏を聴いていたように思います。

前半が終わった時の「あっという間だった」みたいな声や、終演後に「ママ今日帰ったらピアノ練習してもいい?」と言っている小さな女の子もいたりして、僕のようなクラシック音楽ファンはもちろん、小さい子ども達までもここまで引きつける、言い換えると”惹きつける”演奏、音楽の秘密については機会があれば一度聞いてみたいものです。

このプログラムと全く同じ曲目、順番も同じというCDが会場限定で販売されていたので、なんとなく2枚ゲット!

会場には今回のツアーのために一色まこと先生が描き下ろされた原画もありました。
(撮影OKでした)

オーストリアから帰国して早くも2つのコンサートに恵まれた幸運、今回も素晴らしい演奏をしてくださった髙木竜馬さん、企画してくださったイープラスさんに感謝です。

最後にもう一度ソロリサイタルの宣伝を!

髙木竜馬コンサート情報(公式HP)

読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦