前回の自分の仕事を見てダメだと思えるかどうか。

  • 2021年12月17日
  • Blog

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
日本では横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪

調律師の仕事というのは本番や録音、音楽祭などの仕事を除いて、その仕事が本当に上手くいっていたかというのは次回もう一度調律に伺った時にわかります。

というのも、調律師の役割というのは楽器の音を良くすることと同時に、それを長持ちさせることも重要になってきます。

一般家庭であれば年に1回の調律がスタンダートだと思うので、本当の結果がわかるのは1年後。

この時に「前回の仕事がうまくいったな」というのが理想だと考える方もいらっしゃると思うのですが、自分は逆です。

前回の仕事については出来る限りダメであってほしいということです。

これはダメな仕事をするべきだという意味ではなくて、今の自分が1年前の自分と比べた時に圧倒的に成長していてほしいということです。

去年調律したピアノを見た時に「お、なかなか良い仕事が出来ているな」なんて思ってしまった日には、365日何をしていたのかと自分の場合は考えてしまいます。

ピアノをお持ちの方はプロから趣味の方までレベル関係なく、ピアノを弾き続けているのでレベルは上がっているんです。

「前回と同じ感じにしてください」、あるいは「いつも通りでよろしく」なんてことは日本でもオーストリアでもよく言われていたのですが、本当に言葉の通りにしてしまうとお客様はいつか不満に感じる時が必ずきます。

そうならないためにも毎回全力を尽くしますし、今は帰国したばかりで全てのピアノが初めて調律するピアノなんですが、次回ご依頼を頂けた時にはピアノを見て「前回の自分は何をやっていたのか」と思えるくらいの成長を目指して日々頑張ります。

読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦