
こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にオーストリアと往復しながらピアノ調律師やってます♪
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第19回ショパン国際ピアノコンクール2025をもっと深く楽しみたい人へ。
コンクールの歴史、課題曲の背景、出場者の想いなど、読めば“耳”だけでなく“心”でも感じられるようになる。
本記事では、最新刊から定番書籍まで、ショパンコンクールを100倍楽しむため、そしてお気に入りのピアニストの応援に役立つ本を種類別に紹介します。売り切れている本もあるようなので、気になる本は早めにチェックしてみてください。
※ピアノ調律の際に伺ったお話などを参考にして記事を作成しています。他にもたくさん良い本があると思いますので、色々チェックしてみてください。Amazonで売り切れていても楽天ブックスに在庫がある時も多いです。
楽天ブックス🆕 新刊・最新ムックおすすめ(2025年大会向け)
ショパンとショパン・コンクール(ONTOMO MOOK)

「ショパン国際ピアノコンクール創設100年記念」の特集本。歴代受賞者、課題曲、コンクールの流れ、ショパン作品の魅力を豊富な写真とともに紹介。
発行:音楽之友社(2025年9月18日発売)
おすすめポイント
100周年記念の決定版とも言える一冊。
過去から現在までの大会を俯瞰でき、観戦前の“予習書”として最適です。
ショパン・ハンドブック(音楽之友社)

ショパンの生涯、作品、課題曲解説、そして50人のピアニストによるショパン観を収録。
発売予定:2025年10月上旬
おすすめポイント
聴く前に読んでおきたい「知識の地図帳」。音楽的背景を理解しながら、より深くコンクールを味わえる構成になっています。
JAPANピアニストを応援したい! ショパンコンクール特集号(TJ MOOK)

2025年9月発売。
日本人出場者のプロフィール、これまでの活躍、演奏順や課題曲紹介を中心に構成。
おすすめポイント
写真・インタビュー中心でビジュアルも充実。
出場者を“応援する”という目線で編集されており、SNS発信やファン活動にもぴったりの一冊。
📚 過去の定番・名著まとめ(知識を深めたい人へ)
ショパン・コンクール 1927-2000:若きピアニストたちのドラマ(春秋社)

ショパン・コンクール 1927-2000 若きピアニストたちのドラマ
コンクール創設から2000年までの歴史を通史的に整理。
審査制度の変遷、名演奏家たちの登場など、資料的価値が高い。
おすすめポイント
時代ごとのピアニズムの変化を知りたい人に。
長いスパンで「ショパン・コンクール」という文化を理解できる内容です。
ショパン・コンクール見聞録 — 革命を起こした若きピアニストたち(集英社新書)

ショパン・コンクール見聞録 革命を起こした若きピアニストたち
過去大会のエピソードや批評をルポ形式で紹介。
ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマンなど、伝説的ピアニストの軌跡をたどる。
おすすめポイント
舞台裏の緊張感、人間ドラマ、歴史的瞬間がリアルに描かれている。
観る側の熱量が上がる“読みながら応援する”タイプの本。
アルゲリッチとポリーニ:ショパン・コンクールが生んだ2人の「怪物」

アルゲリッチとポリーニ ショパン・コンクールが生んだ2人の「怪物」
アルゲリッチとポリーニという2人の巨匠を軸に、コンクールの意味と音楽史的影響を描く。
おすすめポイント
名演奏家の人生を通して「勝つとは何か」を問い直す内容。
音楽を志す人にも強く響く名作です。
ドキュメント ショパン・コンクール:その変遷とミステリー

制度の裏側、選考の謎、知られざる逸話をまとめた一冊。
おすすめポイント
コンクール運営の裏側に興味がある人、審査の仕組みを知りたい人に。
ちょっとマニアックな視点で読み応えがあります。
第18回ショパン国際ピアノコンクール(ムック)

前回大会(2021年)の記録。出場者インタビュー、演奏曲目、審査の傾向を収録。
おすすめポイント
2025年大会を見る前に“復習”として読むのもおすすめ。
ピアニストたちの言葉が次の挑戦と重なります。
ものがたり ショパン・コンクール

コンクールを物語形式で描いた入門書。
おすすめポイント
読みやすく、クラシック初心者にもぴったり。
子どもや学生にもおすすめできる穏やかな語り口の一冊です。
弟子から見たショパン 増補最新版(イエジー・クレチンスキ 著/音楽之友社)

ショパンの弟子ミクリやグートマンらの証言をまとめた、最も信頼性の高い一次資料のひとつ。
ピアニストが語る「先生ショパン」の人物像が生々しく伝わる。
おすすめポイント
“演奏解釈の原点”を知る上で欠かせない。
読むと、ショパン作品のタッチやニュアンスの理由が見えてくる。
フレデリック・ショパン──その情熱と悲哀(カジミエシュ・ヴィェイツキ 著/白水社)

ショパンの手紙、恋愛、健康、創作を多角的に描いた伝記。
芸術家としての「人間ショパン」に焦点を当てている。
おすすめポイント
ロマン派の芸術家としての光と影を描く名著。
音楽を超えて、ショパンという人間の“温度”を感じたい人におすすめ。
🎼 まとめ:読むことで「耳」が変わる
コンクールは“競争”ではなく“共有”なんて言葉もありますね。ピアニストたちがどんな想いでショパンを弾くのかを知ると、その一音一音がまるで違って聴こえてくるかもしれません。
📖 この記事で紹介した本は、観戦前の予習にも、演奏を聴いた後の振り返りにもピッタリだと思います。「今年のショパンコンクールをもっと楽しむ」ための最高の相棒をぜひ探してみてください♪
読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦