中古インペリアル試弾 at ベーゼンドルファーサロン in ウィーン

  • 2025年9月22日
  • Blog

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
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ウィーン楽友協会と同じ建物内にあるベーゼンドルファーサロン。ここにホールでずっと使われていた中古のインペリアルが入ったらしく、そのコンディションをチェックするというお仕事。

近くで見るとインペリアルは迫力ありますね。例の黒い鍵盤もこんな感じです。

フルコンを触る時におそらく一番大切なのは、シンプルにフルコンの音が出ているかどうかかなと思います。インペリアルに限ってそういうのに出会ったことはないですが、ピアノによってはフルコンでも小さいグランドみたいな雰囲気の楽器に出会う時もあって、それがただコンディションのせいで調整で復活するのか、はたまた楽器そのものが疲れていて根本的な修理が必要なのか、みたいなものをチェックします。

こういった状態の良いインペリアルの中古が出てくるのもまたウィーンという街ですね。しかもこの楽器はまたベーゼンドルファーの技術者によってメンテナンスされた後に届くという、もう完全に安心のピアノ。ちなみにこのピアノはあっという間に行き先が決まったようでした。そりゃインペリアルですから。良い中古の情報は一瞬で楽器屋さんだったり調律師さん、あとは演奏家などに広がっていきます。

インペリアルを弾きながら、この楽器はどんな演奏家に弾かれて育ってきたんだろうなぁなんて思いを馳せながらふわ〜っと広がっていく音にうっとり。

そしてここのサロンの中には歴史的な古いアップライトも展示されています。もしウィーンに行かれた際はぜひお立ち寄りください。

読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦