ショパン国際ピアノコンクール2025 審査員まとめ

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「ショパンコンクール2025の審査員は誰? どんな経歴? 他コンクールでも審査しているの?」——本記事はこの3つの疑問にまとめて答えます。全17名の一覧、簡単なミニプロフィール、主要な他国際コンクールでの審査歴、そして予習や聴き比べに使える代表的な録音/書籍へのリンクをまとめました。まずは審査する人を知るところから一緒に準備して、今年のショパンをいっしょに楽しみましょう。

2025年 審査員一覧(アルファベット順・敬称略)

John Allison/Yulianna Avdeeva/Michel Béroff/Sa (Chen)/Đặng Thái Sơn/Akiko Ebi/Nelson Goerner/Krzysztof Jabłoński/Momo Kodama/Kevin Kenner/Robert McDonald/Garrick Ohlsson(Chair)/Piotr Paleczny/Ewa Pobłocka/Katarzyna Popowa-Zydroń/John Rink/Wojciech Świtała


審査員ミニプロフィール+関連作品

Garrick Ohlsson(Chair / USA)

1970年ショパン優勝。本大会初の非ポーランド人委員長
・CD:『Complete Beethoven Piano Concertos』

John Allison(South Africa / UK)

英『Opera』編集長。欧米主要紙に執筆、コンクール審査歴も多数。

Yulianna Avdeeva(Russia / Switzerland)

2010年ショパン優勝。国際的に活躍。
・CD:『アヴデーエワ/Chopin: Voyage』

Michel Béroff(France)

仏の名匠。ドビュッシー/メシアン解釈でも名高い。
・CD:『ベロフ/ドビュッシー・ピアノ作品集(定番)』

Sa Chen(China)

2000年4位・ポロネーズ賞。2021年審査員。
・CD:『Piano Concertos』

Đặng Thái Sơn(Vietnam / Canada)

1980年ショパン優勝(アジア初)。
・CD:『ダン・タイ・ソン/ショパン・ピアノ作品集(名盤)』

Akiko Ebi(Japan)

1980年5位(マズルカ賞)。審査・教育・録音と広範囲で活躍。
・CD:『ショパン:24の前奏曲』

Nelson Goerner(Argentina / Switzerland)

1995年ファイナリスト。詩情と構築の両立で人気。
・CD:『Variations/Nocturne op.16 4/Kuenstlerleben』

Krzysztof Jabłoński(Poland / Canada)

1985年3位。演奏・教育で国際的に活動。
・CD:『ショパン ピアノ協奏曲』

Momo Kodama(Japan / France)

フランス近現代の解釈で評価。
・CD:『La Vallee Des Cloches』

Kevin Kenner(USA)

1990年2位(1位なし)・ポロネーズ賞。
・CD:『ピアノ協奏曲第1番、第2番~ケナー&ドンベク編ピアノと弦楽五重奏版』

Robert McDonald(USA)

室内楽・教育分野で名高い名教師。
・CD:『フランク&エルガー:ヴァイオリン・ソナタ』

Piotr Paleczny(Poland)

1970年3位。芸術監督・審査委員長も歴任。
・CD:『Chopin: Ballads, Fantaisie』

Ewa Pobłocka(Poland)

1980年5位・マズルカ賞。
・CD:『John Field: 20 Nocturnes』

Katarzyna Popowa-Zydroń(Poland)

2015年ショパン委員長。長年の名教師。
・CD:『CHOPIN/ PRELUDES OP.28, POLONAISES OP.26』

John Rink(UK)

ショパン研究の第一人者。
・書籍:『Chopin: The Piano Concertos (Cambridge Music Handbooks) (研究書)』

Wojciech Świtała(Poland)

1990年ポロネーズ賞。
・CD:『Chopin: 4 Ballady, Nokturny』

まとめ

審査員の背景を知ることは、「なぜこの解釈が評価されたのか」を読み解くヒントになります。気になる審査員の録音や書籍もチェックしながら、本番を楽しみましょう。あわせて出場者まとめ規程の日本語訳も参照いただければ、今年のショパンがもっと立体的に見えてきます。必要に応じて情報は随時追記していきますので、ブックマークして一緒に追いかけましょう。

読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦